製造工程
寒製のそうめんは、二日行程でつくられます。午後、小麦粉に塩水を混ぜてつくった生地を熟成させながら、徐々に線状に延ばし、一晩寝櫃で寝かせます。この時、麺と麺がくっつくのを防ぎ、風味を高めるため、麺の表面にごま油を塗るのが小豆島そうめんの一番の特徴です。翌朝、箸分けで延ばして天日乾燥させ、お昼前には取り込んで、決められた長さに切りそろえます。小豆島の手延べそうめんには、昔ながらの伝統の技と心が今も息づいています。
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小麦粉と塩水をまぜて捏ねあわせます。
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練り上げた麺生地を、渦巻き状にのばして行きます。
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のばした麺の表面に「ごま油」を塗り更に細くして行きます。
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寝びつから取り出し、少しずつ延ばします。
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寝びつの中で寝かせて熟成させます。
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細くなった麺を縒(よ)りをかけながら「竹くだ」に巻き付けるように八の字に交差させていきます
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箸で麺をさばき、屋外の日当たりのいい場所で乾燥させます。
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自然天日干し
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裁断 乾燥した麺を六寸(約19cm)の長さに切りそろえます。
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六寸(約19cm)の長さに切りそろえた素麺を帯で束ねて行きます。
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完成
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食する